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我が家の自閉っ子 匂いがわからない?鈍感なの? 匂いを理解するまで家庭で取り組んだこと

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家庭療育

こんにちは、今回は我が家の自閉っ子が匂いを理解するまで、家庭で取り組んだことを書いていきます。これをやっていた時期は長男が3歳~5歳くらいまでになります。

自閉っ子の長男は、3歳過ぎても全くおしゃべりができませんでした。

それ以外にも気になることがありました。

3歳になる我が家の自閉っ子は、おならやうんちなどの臭い匂いにも無表情、甘い匂いや美味しい匂いでも無表情・・・・

もしかして、匂いがわからない?単なる鈍感なのか?と嗅覚に疑いを持ち始めます。

匂いも教えていかないとわからないのかも?

ABAを家庭内でやっていたので、同じように匂いについてもチャレンジしてみようと思いました。

早期療育は大事だと聞いていたので、家庭でできることは何でもチャレンジしてみよう!という執念で取り組んでいきました。

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やってみたこと 言葉と動作と表情で匂いをオーバーリアクションで伝える教えていく

やってみたことは本当にシンプルです。

臭い匂いのもの、いい匂いのものを用意して本人に嗅がせていきます。とても単純ですが、毎日匂いトレーニングをしていきました。

最初は大人がやって手本を見せてから、子どもに真似させることからスタートです。

ポイントは、注目させる為にオーバーリアクションでやります!

すぐにできるようになるとは考えずに長期戦の気持ちで挑みました。

◆机上で匂いトレーニング

臭い匂いのもの、いい匂いのものを置いて、嗅がせて、どんな匂いか2択で答えさせる

臭い匂いのもの

例えば、納豆、生乾きの洗濯物、使用済おむつ(当時まだオムツが取れていなかったので・・)など

嗅がせて、オーバーリアクションで「くさーい!」と言って、嫌そうな表情をして鼻をつまむしぐさをして見せます。そして子どもに同じように真似をさせます。イラストの絵カードを作って、どっちの匂いなのか、指差しで選ばせるのもよいと思います。

いい匂いのもの

りんご、いちご、ラーメン、甘い匂いがするパン、朝ごはん、お昼ごはん、夕ごはんなど

「いい匂い!美味しそう!」といいながら、うれしい表情をして見せます。手本を見せて、子どもに同じようにやっていきます。

◆トイレやお店、料理中、外出先でもチャンスがあれば匂いトレーニング

子どもがうんちやおならをした時は、「臭いねー!」といいながら、鼻をつまみ、嫌そうな顔をして教えていきました。

臭い公衆トイレがあれば、「ここ臭いね!」と鼻をつまんで、言葉と動作と表情で教えていきます。

ラーメン屋やパン屋さんの前を通ると、いい香りがしますよね!その時は、「いいにおいがするね!美味しそう!パン買っていこうか!」と店内に入って、とてもいい匂いを実感させたり、カレーやシチューなどを作った時には鍋の蓋を開けたときの匂いを嗅がせて「いい匂いだね、美味しそう!」と言ったりもしました。

花の匂い、くだものの匂いなど、いろいろ実際に嗅がせて教えていきました。

このやりとりを日常生活で意識して過ごしていくうちに、徐々に匂いについて理解していきました。

保育園の先生にもご協力を頂き、給食やおやつのときにも担任の先生から、「いい匂いだね、美味しそう」と声かけをお願いしていました。3歳から始めて、年長にはある程度匂いの区別が理解できるようになり、いい匂い臭い匂いに反応して言うようになっていきました。

今となっては、ラーメン屋やパン屋さんを通ると、「うーん、いい匂いがする、食べたいな!今度いつ食べに行く?」とか、夕飯を作っている後ろで「いいにおいがする!ごはんは何?」とかとつぶやくようになりました。

匂いで共感できるようになると、親子で共感し合える喜びがまたひとつ増えて頑張ってよかったなと思いました。

臭い匂いにもふざけた反応をするようになり、おならやうんち、生ごみは「臭い!」とはっきり言うし、焦げ臭いのも臭いというようになりました。

誰かのおならの音が聞こえたら、ふざけてうるさいくらいになりました。。でも、3歳の時の長男の無反応さより、微笑ましい行動だと思ってしまいます。

これからは、マナー的なことを教えていく必要になります。少しずつ成長するにつれて、マナーは大事になるので引き続き家庭内で教えていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

家庭療育についての記事はこちら:

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