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勝ち負けの理解 競争とじゃんけんを理解させる取り組み

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家庭療育

こんにちは、今回は我が家の自閉っ子に勝ち負けを理解させるために取り組んだことを書いていきます。

みなさんのお子さんは勝ち負けの理解はすぐにできたでしょうか?我が家の自閉っ子は今では1番になりたい!勝ちたい!負けたくない!とライバル意識がありますが、4歳頃は全くゼロでした。世の中に勝ち負けがあるってことすら知らずに生きていました。成長するのに勝ち負けを理解させることは大事なんだそうです。最初はじゃんけんとか簡単に勝ち負けがつくことから取り組んでいきました。

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勝ち負けを理解させるために

勝ち負けを理解するために、本人がやってすぐ勝ち負けが理解できるものから始めていきました。よーいどんと目標まで走ってターゲットを触る勝ち負けとじゃんけんの勝ち負けを取り組んでみました。

ターゲットまでどちらが早くたどり着けるかの勝ち負け

大人と子供が椅子に座った状態で、5メートル先くらいにターゲットになるぬいぐるみでもおもちゃでもよいので、机の上に置いておきます。まずは大人が手本を見せます。「よーいどん!」で小走りして、とったよ!ママの勝ち!と取ったら勝ちであることを見せます。次はこどもと一緒に「よーいどん!」、理解が早い子なら走ってターゲットまでつけるかもしれません。息子はすぐにはわかってくれなくて、私はすごくのろのろ歩いて、もうすぐターゲットがとれちゃうよと思いながら、息子にプロンプトして、「○○くんがとったから、○○くんの勝ち! ママは取れなかったからママの負け!」と取れたら勝ち、とれなかったら負け!ということを繰り返し教えていきます。理解してくると、子どもも動きもはやくなります。5回に1回はママの勝ちにして、「○○くんの負け」も体験させていきます。勝った時にご褒美でお菓子をあげると盛り上がりました。負けた場合は、大人がお菓子を食べます。勝ちはお菓子がもらえる、負けたらお菓子がもらえないで、息子は判断していたかもしれません。お菓子を食べたいために、勝つことに必死になっていきます。

じゃんけんの勝ち負けルールと遊び方を教える

①じゃんけんの手の絵カードを作る(グー、チョキ、パー)

絵カードはイラストを印刷してもよいですが、FUJIFILM チェキで息子の手のグーチョキパーの写真をとってそのまま絵カードにしました。すぐ絵カードができちゃいます!

絵カートは、大人用と子ども用を用意します。

②まずはグーチョキパーの絵カードの中から2枚選んで、どっちが勝ち?どっちが負け?を教えていきます。勝つカードを頂戴と子どもに勝つカードを渡してもらいます。最初はできないときは、プロンプトして勝つカードを選べるように繰り返し繰り返しトレーニングしていきます(負けも同じようにやっていきます)

例えば

グーとパーならどっちが勝ち?どっちが負け?

チョキとパーならどっちが勝ち?どっちが負け?

繰り返すうち、どちらが勝ちか負けが理解していきます。

③絵カードでじゃんけんを実施する(まずは子どもが勝つパターンから取り組むとよい)

勝ち負けの理解ができるようになってきたら、絵カードを使ってじゃんけんをしてみます。

「じゃんけん、ポン!!」と言って、ポン!!の時に大人と子供が1枚絵カードを出し合います。

最初は子どもに勝つ絵カード(例えば、チョキ)、大人が負け絵カード(パー)で出して、子どもにどっちが勝ち?と聞いてみましょう!僕の勝ち!と言わせます。何回も、じゃんけんぽん!という声かけをして、絵カードを出すのを繰り返して、じゃんけんの仕方を教えていきます。慣れてきたら、子ども2枚、大人2枚の絵カードにして、出したい絵カードを出し合います。初めのうちは2枚から1枚を選ぶのをわかっていない場合はプロンプトして教えていきましょう!繰り返すうちにできるようになっていきます。相手が何のカードを出すかで、勝ち負けが決まるので、子どもにどっちが勝ち?どっちが負け?と答えさせましょう!慣れたら、グーチョキパーの3枚の絵カードでじゃんけん大会をします。

④絵カードでじゃんけんのやり方を覚えたら、今度は自分の手でやっていきます

グーの手の形、チョキの手の形、パーの手の形を子どもの手でできるか確認します。

グーとパーは簡単なのですぐにできますが、チョキの形にするのに息子は少し手こずりました。いろいろ試して、一番わかりやすかったのが意外な方法でした。小指と薬指の第一関節のところにマジックで色を別々の塗ります、そして手の平にそれぞれが本来添える場所にマジックで同じ色を塗って、同じ色同士を重ねさせます。親指も同じように第一関節にマジックで色を塗り、薬指に添える場所に同じ色を塗っておき、最後に親指を添えたら、ピースのできあがりです。繰り返しピースができるように練習をしました。

グーチョキパーの手ができるようになったら、本来のじゃんけんを教えていきます。今まででじゃんけんのやり方は理解できていたので、絵カードから自分の手で出すのはスムーズに切り替えることができました。後出しだったり、後から出したものを変えてしまったりすることがあるので、それはルール違反だから負けになっちゃうんだよ!と教えていきました。ロースピードのじゃんけんからテンポよくやるじゃんけんになるまで、何度も繰り返し練習をしていきました。やっていくうちに子どもも楽しみながらやっていたので、頑張ったかいがあったなと思いました。勝ち負けを理解したら、同じ場合はあいこ!もう一回じゃんけんするよ!と声かけしてやっていきました。まだこの頃は大人と子供の1対1じゃんけんパターンしか教えませんでした。複数人のじゃんけんもあるわけですが、ハードルが高かったのですぐには教えず、小学生に入ったころからまた絵カードを使って練習をしていきました。出された手の形を瞬時に勝ち負けあいこを判断するのでとても難しいです。定型発達の子ってすぐ理解してしまうんだから天才だなって本当に思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。勝ち負けを理解すると、絶対勝ちたい!となるわけですがこの競争心が芽生えたことで息子はどんどん成長していったと思います。あの子より上手になりたい!あの子に負けたくない!だから頑張る!というやる気が出てきました。あの子より先にできるようになりたいとかも最近は出てきて、予習などを自らやっていたりもします(勉強以外の音楽やスポーツとかです)。人間、競い合って成長するしていくものですから、このトレーニングをやってよかったなと思っています。

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我が家の自閉っ子が今まで行ってきた療育について、これからやってみる療育について、書いていきます。
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