こんにちは、2歳前後の我が家の自閉っ子と一緒に楽しく遊ぶことは、ごく普通のことなのにとても難しい課題のひとつでした。今回は、こどもの世界に親が入って一緒に遊ぶことが共感し合える第一歩!というテーマについて書いていきます。
我が家の自閉っ子は、普通はこうやって遊ぶものと大人が思っているように、遊んではくれませんでした。
おもちゃの電車や車のタイヤをずっとくるくる回したり、ブロックをブロックとして遊ぶのではなく、持ち歩いてテーブルから落とすのを繰り返したり、絵本の紙類や壁紙をびりびり破ることを繰り返したり、おもちゃの車などを一列にずっと並べたり、親としてはどうやって遊んだらいいのか、悩むことが多かったです。
みなさんのお子さんはどうだったでしょうか?
私は療育の先生に、どうしたら、息子と楽しいと思える遊びができますか?と相談をしました。
教えて頂いたことを書いていきます。
子どもが何をしているか、そこから始める。
まずは、子どもが何をしているのか?そこから考えることから始めていこうとアドバイスを頂きました。
例えば、子どもがおもちゃの車のタイヤをくるくる回していると、親としては「車はこうやって遊ぶもの」と教えたくなります。どんなに意味のない遊びに見えても、子どもにとっては意味のある遊びであることを忘れないように!と療育の先生に教わりました。その言葉を聞いて、私の中には先入観があって、この遊びはこうじゃないと変だろう!とか、普通はこうやって遊ぶものとか、思い込んでいたんだと思いました。遊びといっても、人それぞれ違うものとその時気づきました。
子どもが何をしているのか、よく観察してみよう!
自分の子どもは、何を楽しんでいるのか?どんなことに興味があるのか?よく観察するとだんだんと分かってくるとアドバイスをもらいました。日常ずっといるお母さんならきっとすぐにわかりますよ!と応援してくれました。
子どもの遊びに入れてもらうよう、アプローチしてみる!
次に、夢中になって子どもが遊んでいる空間に入って、子どもと同じことをマネしてみたり、ちょっとした邪魔をしてみたり、どうしたら一緒に遊んでもらえるか、いろいろと試してみると良いそうです。
例えば、
①車(トミカ)や電車のおもちゃを一列にずらっと並べていたら、一緒に並べてみる。こどもにトミカを手渡してお手伝いをする。一緒に並べるようになったら、一台ずつ車を走らせて見せてみる。効果音を付けて「しゅっぱつ!ブーン!」「車ブーンと走ったね!早いね!」など、オーバーに言ってみる。
②子どもがブロックをテーブルから落として遊んでいたら、自分で隣に座ってブロックを落としてみる。子どもにブロックを渡して、落とす遊びの手伝いをする。その手伝いをさせてくれるようになったら、ブロックをテーブルの下でキャッチしてまたそのブロックを手渡してあげる。
などを教えてもらいました。
焦らずその子のペースで
注意することは、身体の動きが速すぎてもいけないし、アイデアを入れすぎてもいけない。焦らずその子の様子を見ながら、スモールステップで進めていくことが大事だそうです。
例えば、車を走らせたり、ブロックをキャッチするというアイデアを子どもが受け入れない場合、その意見を尊重して、また真似することに戻ってみる。真似をしながら車が並んでるね、ブロック落ちたね、ガッシャーンなどとコメントしてみる。子どものアイデアに近いところから始めることが大事だそうです。
親はどんなおもちゃよりも楽しいおもちゃ
世の中にはたくさんの知育おもちゃが売っていて、評判がいい!!と聞いたり読んだりすると、息子に効果があるかもと買っていた私がいました。子どもと遊ぶのに、たくさんのおもちゃは必要はないと言われました。最高のおもちゃは親である私たちであること、たくさんたくさん親が子供と一緒に遊んであげること、関わってあげることが大事だと教わりました。人に興味を持たせるには、親でも大人でも兄弟でもよいので小さいうちからその子にたくさんたくさんアプローチして、一緒に遊ぼう!という働きかけを続けていくことで、人に興味を持ち、一緒に遊びたい!関わりたい!という気持ちが生まれてくると教わりました。すぐには結果はできないかもしれない、今日頑張ったことは明日につながると信じて、お子さんと関わっていきましょう!
子どもと遊んでいる時は、感情を込める、何かをしながらはNG
子どもと効果的につながるには、感情を込めた働きかけをすることが大事であること、何かをしながら遊ぶはNG(スマホをしながら、家事をしながら、テレビをみながらとか)と教わりました。
親の表情、ジェスチャー、声に遊び心をたっぷり込めて、子どもに接すること、一緒に遊んであげることが小さいお子さんには効果的だそうです。
スマホを見ながら、家事をしながらではなく、今は子どもと一緒に遊ぶ時間であると時間をしっかり決める、子育てと家事は同時にやらないようにしましょう。
小さい子や発達っ子の子育てをしていると、家事<<子育て になりがちですよね?
私はまさにそうでした!家事まで手が回らない日々でも良いと思います!子どもと関わることを第一優先にして、家事は後回し!家族に理解をしてもらいましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。今回のテーマは我が家の自閉っ子が1歳過ぎのお話です。回るもの(タイヤがあるおもちゃ、回転椅子とか扇風機とか)が好む息子、あんよの練習の為に買った手押し車やお誕生日に買った三輪車の車輪をずっと回していて本来の遊び方で遊んでくれないことで、療育の先生に相談しました。定型児に比べたら癖が多すぎる自閉っ子達、育児書通りにいかない子育てで、生き苦しく思うこともたくさんありました。思いつめたときは、身近に相談できる心理士の方、療育の先生、発達外来の医師などに相談することで気持ちが楽になることもたくさんあります。何かで不安を感じだときは、まずは相談して何からはじめたらよいかを聞いて実行することから始めていくとよいと思います。
息子についての記事はこちら:
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