こんにちは、今回は冗談が通じない息子に家庭で取り組んでいることについて書いていきます。
みなさんのお子さんは冗談が通じますか?
この話は冗談だなって判断できる私たちは、何か特別にトレーニングをしてきたわけではないのに、自然に身についていったのではないでしょうか?ですが、我が家の自閉っ子みたいな子たちは、真面目で純粋なため、冗談を真に受けてしまう傾向があります。
例えば、我が家の自閉っ子の話をすると、「言うことをきかないなら、お母さんはこのお家から出ていきます!もう帰ってこないからね!」と言ったりすると、本当にそう思ってしまうようで、単に買い物に行くだけなのに、もう帰ってこないと信じ込んでしまいます。お留守番をお願いしたのに、スーパーまで探しにきたことがありました。
学校の担任の先生にも、そろそろ冗談が通じるようにしていきたいですよねと相談されました。学校の先生に「今日の夜ごはんはからあげなんだ!」と話した息子、先生が「先生も唐揚げ大好きなんだ!今日、○○くんのお家でごはん食べようかな」と冗談を言ったら、顔が真顔になってすごい拒否反応をしたようなんです。先生が「冗談だよ。冗談だよ。」とすぐに言ったようですが、しばらく近寄ってくれなかったと聞きました(笑)
この子達は、全てのことを信じてしまうのかもしれない、将来を考えると心配になりますよね。誰かが冗談で決してやってはいけないことを言ったら、そのように行動してしまうかもしれません。
冗談が通じるようにするには、家庭でどんなことを取り組んでいくべきか考え始めます。学校と家庭で取り組むことから始めていきました。
本人が違うとすぐにわかる冗談から取り組む
本人がすぐに違うとわかるものを冗談にして取り組むことから始めていきました。これは学校の先生にも冗談をたまに言って反応を見て頂くようにご協力頂きました。
家庭:例えば「お母さん実は男の子で、お父さんは女の子なんだよね」→息子の反応を見る⇒「うそうそ冗談だよ!お母さんは女の子、お父さんは男の子だよ!」とすぐに冗談であったことを伝える。他にも「お母さんは実はおばけだから、足がないんだよね」とか、真夏に「今日ね雪が降るから、電車停まるかもしれないから気を付けてね」とか冗談を言って、すぐに冗談だよ!と伝えていきます。
学校:例えば、先生が「今日は○○くんが先生になって算数を教えて」と冗談を言う⇒息子の反応を見る⇒先生「冗談だよ!!」とすぐに冗談だと伝える
冗談とはこういうものなのだ!と理解させるために、繰り返し繰り返し家庭で意識して取り組んでいきました。始めた頃は、息子は真顔で神妙な顔立ちでしたが、だんだんと「違う!」「うそでしょ!」と突っ込むことも多くなっていきます。すべての冗談を聞き流して対応できるかというとまだまだ難しいのが現実です。世間の常識をまだ理解できていない小学生の息子なので、冗談を理解するにはまだ経験を積む必要があります。
自閉症スペクトラムやアスペルガーの子って冗談が通じないのも特性の一つだと思うので、カバーするには限界があるかもしれません。でも、家庭で冗談の経験を積むことで将来、他人から冗談を言われたときに、待てよ!これは冗談かも!と考えることができると私は思います。今できることをこつこつ息子の為に頑張っていきたいと思います。
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