こんにちは、今回は我が家の自閉っ子の生い立ち(小1特別支援学級 入学式編)について書いていきます。保育園の年長時代は、療育とお友達との関わりのおかげで、息子が一番成長したと思います。自分でできることが増えたので、息子も自分に自信を持ち、何事にも取り組む姿勢が感じられました。情緒も落ち着いて、問題行動もそれほど悪い行動もありませんでした。お友達とも仲良く遊んだり、集団行動も以前に比べたらできていました。このままの調子で小学校もうまくいけるかもとちょっと期待をしていましたが、そううまくはいきませんでした。
入学式がはじまる前の息子の様子
入学式当日は、晴天!お天気に恵まれました。ピカピカのランドセル、黒スーツ&ネクタイ、黒い皮靴を身にまとい、親子みなおしゃれをして明るい気持ちで家から出発していきました。ランドセルを背負って、ニコニコの表情で息子は歩いていました。ご機嫌はとても良く、道ですれ違う方に「おめでとう」と声をかけてもらったりとお祝いムードで学校へ向かいました。息子は今日から公立小学校の特別支援学級の1年生。登下校の通学は電車通学(徒歩を合わせて片道20分程度)、私(母)が登下校付き添いすることになります。大好きな電車に毎日乗れるので息子もうれしかったと思います。見学・1日体験・公開授業参加などで何回も訪れていたので、学校までの道順はしっかりと覚えていて、すいすい歩いていました。普段の息子、落ち着いて学校まで向かうことができました。学校の校門につくと、入学式という看板が飾ってありました。そこで家族写真を撮りたかったのですが、息子は早く校舎に入りたい気持ちのが強くて、帰りに写真を撮ことにしました。校舎に入ると、新入生は自分のクラスへ、保護者は体育館へと誘導されました。
新入生のクラス分け資料を渡され見ると、ちゃんと○○学級に息子の名前がありました。特別支援学級の1年生は息子を入れて合計4名(男3、女1)でした。同級生が多くてよかったなと思いました。そして、息子の担任は主任の先生でした。支援学級のクラスまで息子を届けにいくと、「ご入学おめでとうございます!〇〇くんはこっちだよ!」と担任の先生が息子を迎えてくれました。私が良いと思っていた先生は残念ながら異動されていませんでしたが、息子の担任は見学の時からいた先生だったので少しほっとしました。息子に頑張ってねと告げた後、私たちは体育館に向かい保護者席に座って始まるまで待ちます。子どもたちの席を見ると、右から普通級が2クラス、特別支援学級の順に席が分かれていました。特別支援学級の席は、先生がずらっと座っている隣で、何かあればすぐに先生がフォローするようにしているんだなっと思いました。
入学式開始 息子入場
「新入生入場!」とアナウンスが入り、入学式がスタートしました。1年1組さんから男女ペアで手を繋いで、少し緊張な様子で入場していきました。1年2組さんが入場し、ついに息子の特別支援学級が入場してきました。4人だから、2名2名で歩いてくるかな?と思っていたのですが、息子は担任と手を繋いで入場してきました。息子の顔はにやにやしながら、スキップみたいな歩き方でふだけた様子でした。やはり、ちょっと変な子だなって見ただけでわかる感じです。担任に誘導され、自分の席に座りました。たった入場するだけで、見ている私たちはかなり精神がやられてしました。すでにヒヤヒヤでした。
入学式の息子の様子
コロナ禍ではなかった頃なので、ガチの入学式でした。来賓の方も大勢で1人ずつ挨拶したりしていたので、入学式だけでも1時間くらいかかっていました。国歌と校歌から始まり、校長先生の挨拶、来賓の挨拶、祝辞の読み上げ、担任の挨拶、担任が1人ずつ新入生の名前を呼ぶなどありました。式よりも息子の様子が気になりすぎて、ずっと見ていました。最初から悪目立ち、立ってる時はぴょんぴょん飛んだり、座れば後ろや横を見ていたり、担任が側に近づくと前を向くように指示をすると身体を倒したり、「嫌だ!離して!」などを言っていたり、先生の肩を口にくわえる?噛んでる?みたいな行動(この日以外やったことはありません)をしたり、問題行動のオンパレードでした。担任はすでに困った様子で初日から大丈夫かしら?と不安になりました。担任の指示が全く通らず、保育園の年長時代を振り返っても見たことがない息子でした。終始ニヤニヤしふざけていて、私も主人も唖然、ショックでした。大泣きや逃亡がなかったのは幸いでしたが、あの子ヤバい!はめちゃくちゃアピールしていました(^_^;)穴があったら入りたい!気持ちでいっぱいでした。。。
たぶん、興奮していたのか?緊張していたのか?どちらかが問題行動を引き起こしたんだろうと思います。
来賓に来ていた保育園の担任の先生が帰り際に、「少し目立ってたけど大丈夫そう?お母さんこれからも頑張ってね!」と励ましの言葉を頂きました。
もうたくさん私は頑張ってきたよと思い、でもこの結果( ; ; )悲しくて辛かったです。
校長先生と合同写真
式が終わりそのまま、体育館で校長先生と担任と親子合同写真を撮りました。息子は座りたがり屋で校長先生の隣に座った息子、面談で何度かお会いしている校長先生だったので、校長から息子に何か話していました。写真はなんとか普通に良く撮れていました。
入学式の看板前で家族撮影(入学式前に撮るべし)
入学式が終わり、支援学級のクラスまで息子を迎えに行きました。同級生4人と和気あいあいに椅子に座っていました。同級生4人と記念写真を何枚か撮って、親子さん達や先生方に「明日からよろしくお願いします!」挨拶をして帰りました。入学式でとても疲れたのか、息子は機嫌が悪そうでした。「疲れた」「歩きたくない」「ジュース飲みたい」など駄々をこねていました。入学式看板の前で、本人のみと家族写真が撮りたかったので、撮影待ちの行列に並ぶことに。。。息子は早く帰りたい気持ちが強いので、私たちの番がくるまでにどんどん機嫌が悪くなり、案の定入学式の記念撮影は全て泣いている顔しか撮れませんでした。。。号泣な顔までありました( ノД`)シクシク…入学式の記念撮影は朝早く着て入学式が始める前に撮ることをおすすめします。私が写真にこだわってしまったことに反省しています。写真を撮るだけなのに、あの子はなんであんなに泣いているのかしら?視線がとても痛かったです(;’∀’)健常児の親子さんからしたら、不思議でならないのでしょう・・・。
帰れるとわかった時点で息子は平常心に戻り、家族で帰りました。家に帰り、撮影したビデオや写真データをみては、悪目立ちする息子にまた凹んでしまう私がいました。この先どうなるんだろう、心配と不安でいっぱいになりました。今まで頑張ってきた療育の成果や保育園の卒園式のあのかっこいい息子はどこへ行ってしまったのかと、頭が痛かったです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。息子は予想をはるかに超えた問題行動を入学式で披露してしまいました。事前に防げたかと言うと無理だったと思います。悪ふざけ、悪目立ちがあった入学式、一生忘れられない思い出となりました。ちなみに、他の3人の同級生はみんな落ち着いていました。なのでより息子が目立ちました(;’∀’)現在の特別支援学級の子はグレーの子もたくさんいます。息子の入学した特別支援学級は、特にグレーの子が多く軽い子が在籍していました。軽い子を手本として成長してくれることを願うばかりでした。
次回は小学校1年生 波乱の授業態度編について書いていきます。
入学準備の記事はこちら:我が家の自閉っ子の就学先選びと就学準備で取り組んだこと – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)
にほんブログ村
自閉症児育児ランキング
コメント