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我が家の自閉っ子の生い立ち(小1特別支援学級 初めての授業参観編)

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息子について

こんにちは、今回は我が家の自閉っ子の生い立ち(小1特別支援学級 初めての授業参観編)について書いていきます。特別支援学級に入学して、2週間後(四月末)に初めての授業参観が開かれました。保育園の時にも年に何回か保育参観があり、年長時の息子の園内で遊んでいる様子や集団行動の様子などだいたいわかっていました。しかし、小学校という新しい環境では以前のような良い行動が出来ず、息子は悪い方へと変貌していきます。3月と4月ではまるで別人になったくらい問題児になっていました。その時のお話を書いていきます。

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特別支援学級 初めての授業参観(4月)

初めての授業参観は土曜日だったので、主人と私2人で見に行きました。登校から3人で学校に向かい、下駄箱のところに支援級の先生と介助員さんが出迎えしてくれます。そして教室まで先生が連れていくスタイルです。下駄箱につくと、息子は「おはようございます!」と元気に挨拶することはできていました。「今日はママたち見に行くから頑張ってね!」と伝えて、私たちは授業(朝の会)が開始するまで校内で待機していました。

息子の通っている特別支援学級は1年生~6年生が在籍していて、低学年クラスと高学年クラスの2クラスでした。国語と算数は全学年で習熟度別にわかれて授業を受けます。なので、2年生と3年生が同じ授業を受けていることもあります。出来る子は普通級の授業に参加している子もいます。体育や道徳は全員が同じ内容をしていて、音楽、図工は全学年同じ教室に集まるけれどそれぞれ課題が違いました。基本的に、特別支援級は理科と社会がないので生活という授業があります。生活の授業も個々の課題が与えられていました。たとえば、1年生ならあさがおの観察です。

授業参観の話に戻ります。今回の授業参観は朝の会と国語と体育でした。息子が入学した年の特別支援学級の生徒は全員で18名、1年生は4名でした。朝の会は全員(18名)で参加、国語は生徒4名(1年生)、体育は生徒全員(18名)で参加でした。

朝の会

特別支援学級の子全員が同じ教室に集まり、その日の日直さんが日にちと天気を伝え、出席確認(点呼)をして、今日の時間割と下校時間は何時かを話していました。最後に今日のお題(好きな食べ物だったと思います)について話しをして、質問を受け付けて質問があれば答えるやりとりをしていました。朝の会はにぎやかな雰囲気だったので息子の態度も目立つものはありませんでした。 

1時間目 国語

国語は1年生4名で あいうえおの読み書きの練習でした。黒板に50音が貼られていて、一文字ずつ先生が読んで、次に全員で読む感じでした。読みが終わったら、例えば「あ」がつくものを一人ずつ言ってみよう!みたいな内容だったと思います。最後にプリントが配られ、なぞりをしていました。この国語の授業は私たちが後ろで見ていたからなのか、息子が大きな声を出して嫌がる様子や廊下へ逃げる様子などは見られませんでした。ただ、授業に集中して取り組んでいないのはよくわかりました。私たちが後ろにいるのでちらちら見たり、椅子をガタガタやったり、落ち着きがない様子でした。

休み時間

休み時間は何をしているのかな?と見たかったのですが、次は体育の授業だったので、先生が「はい!みんなトイレに行ってきて!」と声かけをして、戻ってきた子からお着換えでした。着替えは男女別々の部屋に分かれて、男の子の着替えは男の先生か介助員、女の子には女の先生か介助員がついていました。着替えをしている様子は見れなかったのですが、誰かと競っている息子の声が聞こえて、騒がしい息子でした。

2時間目 体育

2時間目のチャイムがなり、校庭に集合になりました。全員で並んで向かうスタイルではなく着替えが終わった子から校庭に行くスタイルでした。息子は同級生の男の子と競って着替え、競って校庭に向かいました。担任は問題児の息子の専任なんだなって思うほど、息子に付き添ってくれていました。

私たちが少し遅れていくと、校庭に息子と担任が見当りませんでした。???と他の保護者の方もどうしたのかしら?という雰囲気でした。息子は体育の持久走が嫌で、校舎に逃げていました。遠いところで先生が息子を説得している様子が見えました・・・・。私と主人がその場所に行くと、息子は「嫌だ!やりたくない!」大声で訴えており、体も大きいので抱っこして連れていくのも難しいので、先生は手を引っ張って、なんとか校庭に行こうと必死に対応されていました。担任に「先生、いつもこの後はどうされているんですか?」と聞くと、「このままここにいることもあるし、切り替えて校庭に行ける日もある」と言われました。息子は嫌だ!と言えばやらなくて済むと誤学習をしていたのでした。私は見かねて、「いいかげんにしなさい!」と怒ってしまいました(-_-;)

先生に、息子と私で話をさせてくださいとお願いをして、二人だけで話をしました。まず「何が嫌なの?」を聞くと、「持久走が嫌だ、走るのが嫌だ」と大きい声で答えました。後ろから担任が「○○くん、歩いてもいいんだよ!」と言ってくれました。私は感情的になってしまい、怒りながら息子の手を引っ張って校庭まで連れていきました。後は先生にお任せするしかできないので、見学席から様子を見ていました。校庭の一部分にコーンが置いてあり、その周りを5周するようで、走るでも歩くでも自分のペースで5周まわるのが日課のようでした。他の子はマラソンのように走っている子が多かったです。すごいだらだら歩きだす息子の後ろに、担任が付き添ってくれていました。だらだら歩くので手をひっぱりながら早歩きになるように手助けをしていました。先生とやっと五周周り終わる頃には他の子はドッチボールをしていました。先生がすごいへとへとに見えました・・・。申し訳ない気持ちでいっぱいになり、主人も息子の問題行動を見て腹を立てていました。

他の学年のお父さんが私たちを心配してくれて、「うちの息子も最初はあんな感じでしたよ!うちの子は校長室によく逃げていました。そのうち慣れたらみんなと同じように授業が受けられるようになりますよ!怒りたい気持ちはよくわかりますが怒ってもだめですよ!」とアドバイスをくれました。

そうだ!ちゃんとできないから、特別支援学級に在籍しているんだ!できなくて当たり前の気持ちを忘れていました。子どもの嫌がる様子が今まで見たこともない息子だったので、別人みたいで本当に呆れてしまって、感情的になってしまいました。クールダウンして、子どもも今戦いながら学校で頑張っているんだ!と思うように気持ちを切り替えて、改善できるように何か手はないか検討し始めました。

息子の問題行動(入学後 4月の様子) 

4月当初の頃の息子の問題行動は下記の内容でした。

  • 授業(全科目)が始めると「勉強いやだ!やたくない!嫌だ!嫌だ!」と大きな声で訴えて、席を立って廊下へ出る(そのままずっと授業が終わるまで廊下にいることが多い)
  • 授業中に隣の子にちょっかいを出す、関係ない話をしてふざける
  • 体育で最初にする持久走が嫌で校庭に出てこない、逃げる(先生が誘導してもその場から動かない、やりたくないと泣く)

療育先の先生に相談 ⇒ 担任に共有

 療育先の先生に相談

何とかして早く息子の問題行動と誤学習を改善できる方法はないか、療育の先生に相談しました。年中からずっと息子の成長を手助けしてくれた信頼できる療育の先生いわく、新しい環境で本人もまだ混乱していて、学校だけそのような問題行動が起きてしまうのではないか、療育先のここでは以前と変わらず学習に取り組めるし集団行動も悪いわけではないので、単に環境の変化が影響していると言われました。また学校の先生のやり方が自閉っ子の息子には合わないのもあるかもしれない。教師と生徒の相性で子どもの行動や態度は変化する、それは仕方がないことだと言っていました。そして、お母さんが困ったどうしようと悩んでいると子どもにも反映されるから、常に明るく接すること!「今日も頑張って行ってらっしゃい!」と登校の時だけでもよいから、笑顔のお母さんを演じなさい!と言われました。

<原因と思われること>
・環境の変化(遊びが基本の保育園から学習メインの小学校)
・小学校では自由に動くことができないため、椅子にずっと座っていることにストレスが溜まっている
・担任との相性(担任のやり方が息子には合わない)
・授業スタイルが間が多かったり、みんなで話し合うような場面が多い、テンポよく授業をしていない、今何をするのかわかりにくい
・息子は与えらえたプリントを真面目にやろうとする傾向がある、個別にプリントを配布し取り組めるようなことをしていない可能性がある

療育先からの情報を担任に共有しました。担任との相性、授業スタイルが自閉っ子向けでないかもは、とても言い辛かったので、息子が騒いだ時は何をしてよいかわからない可能性があるので、プリントを与えて45分間取り組めるように、個別対応してもらえないか頼みました。この時の目標は全教科45分間授業に参加することでした。あと、息子が嫌がって廊下を出たり逃げたりしたら、廊下にずっと居させるのではなくて、少し時間をおいたら教室内の本人がここなら良いという場所に居させること(後ろのドアの手前でもよい)、そこに机を置いて参加することから始めてみたらどうかと提案をされたことを話すと、なるほど!と早速やってみますと言ってくれました。担任からしたら私はモンペの一種だったかもしれませんが、担任にも楽になってもらいたいし、息子も学校に行っているんだから学んできてほしい気持ちで必死でした。

<<担任にお願いしたこと>>
・ふざけたり騒いだりしたら、個別に課題プリントを渡して取り組ませる(45分間自分の席で取り組ませることが目標)
・廊下に飛び出したら、時間をおいて教室内の後ろ端でもよいから机を置いて授業に参加させるようにしてほしい
・授業内容をイラスト化して、今日はこんなことをやるよと写真やイラストで教えてあげてほしい

<<目標>>
全教科45分間授業に参加できること

最後まで読んで頂きありがとうございました。私が想像していた授業参観とかなりかけ離れたものでした。4月早々から、先生や特別支援学級のお友達には大変迷惑をかけて申し訳ない気持ちになりました。授業中息子の声が大きくて、耳を塞いでしまう子もいたり、些細なことでトラブルも多かったと後から聞きました。療育先のアドバイスをもとに、学校内は担任にお任せすることから始めていきました。学校=家庭=療育先で協力して、息子の誤学習や問題行動を減らせるように頑張っていきました。

次回は小学校1年生 初めての運動会編について書いていきます。

小学校1年生の時の誤学習の記事はこちら:誤学習で息子が問題児に!困った時に参考にしたおすすめの本 – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)

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