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「独り遊び」ばかりの我が家の自閉っ子が他人に興味を持ちはじめたきっかけ

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息子について

こんにちは、今回は我が家の自閉っ子が他人に興味を持ちはじめたきっかけをお伝えしていきます。

我が家の自閉っ子は、1歳から保育園に通っていましたが、3歳になっても全く他人(保育園のクラスメイト)に興味がなく、一緒に遊ぶことはありませんでした。いつも床に寝そべって、自分が好きなおもちゃで遊んでいたり、おもちゃを口にくわえたりしていました。お散歩に出かける時と給食やおやつの時間以外、みんなで集まって何かをするのが苦手でした。絵本や紙芝居の読み聞かせや全体集会など、すみっこに1人で遊んで時間を潰していたようです。常にそばには、担任の先生がついて構ってくれていました。そんな我が家の自閉っ子が他人に興味をもちはじめたきっかけについて、書いていきます。

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療育をはじめたこと

療育をはじめたことがまずはきっかけだと思っています。3歳少し前から療育を始めました。療育の先生との週1回1時間の個別レッスンでした。療育を始めた頃は、場所見知りがひどく親子分離がなかなかできず、無理に私だけレッスン部屋から退室すれば1時間ずっと泣いていたり、部屋から出してとドアをドンドン叩いたりとかざらにありました。1ヶ月半くらいは、そんな感じだったと記憶しています。個別レッスンが慣れてきたら、ペアレッスンという生徒2名と先生1名の療育レッスンを増やしました。始めた頃、知らない子が隣で、先生とレッスンすることが理解できないのか、またもや大泣きしたり、部屋から出たいとドアを叩いたりしてレッスンにならない日が続きました。お相手の子に申し訳ない気持ちで、毎回そのお母さんに謝罪していました。わざわざ足を運んでお金を払っているのに、息子がペアなせいで療育にならないのですから、嫌がられることはごもっともですよね。でも、そのお母さんは理解してくれて、息子とのペアを学年が上がるタイミングまで続けてくれました。ペアレッスンも1カ月ほどで慣れてきた息子、ペアの子が気になり始めます。おそらく初めて、他人に興味をもったきかっけだったと思います。その子のことを意識して、療育に取り組んでいることがモニターから見てもわかるくらいでした。その子とは、順番があること、譲り合うこと、協力することなどいろいろ学びました。学年が変わるタイミングでペア交換があり、息子はとても寂しそうでした。その子とは同じ地域に住んでいるので、現在もばったり会うと久しぶり!と子ども同士、おしゃべりしたりもします。お互いおしゃべりが出来なかったあの頃を思い出すと、感動してしまうシーンです。お友達は大事にしていきたいですね。

弟ができたこと

我が家の自閉っ子には、3歳下の弟がいます。私が二人目を妊娠した時は2歳で発語もなく、何も理解できていない状況でした。「お腹(ここ)の中に赤ちゃんがいるよ、○○くんもお兄ちゃんだね!」と毎日話していたものの、理解してなかったと思います。私が5日間ほど出産のため入院、初めてママがいない5日間を過ごします。そしてママがやっと帰ってきたら、小さい小さい赤ちゃんが家にやってきた!息子の頭の中はそんな状況だったと思います。弟を初めて見た時の、息子の驚いた顔が今でも忘れられません。とってもびっくりした表情でした!家族が一人増えて、息子が混乱するかな?と思っていましたがすんなり受け入れてくれました。やきもちする行動はけっこうあり、弟を抱っこしていると弟の足をひっぱり、僕を抱っこしろ!とクレーン現象をしていました。弟を叩いたりとかいたずらの行動はなく、大人しいお兄ちゃんな感じでした。やきもちも徐々になくなり、弟が泣いていると、私を呼びにきたり、おもちゃを貸してあげたりもしてくれました。自閉っ子でもちゃんとお兄ちゃんらしくなっていくのです。兄弟がいると、子ども同士の社会性が芽生え、順番を待つこと、我慢すること、一緒に何かするなど自然と身についていきました。

面倒見が良い子と世話好きな子がお世話してくれたり、遊び相手をしてくれたこと

1歳からずっと一緒にいるクラスのお友達、だんだん面倒見が良い子やお世話好きな子へと成長していく子っていますよね?息子のまわりには数人いました。保育園の先生としかやりとりしなかった息子が、お友達とおままごとで遊んでいたこと、〇〇ちゃんと絵本を一緒に見ていたこと、○○くんとパズルを一緒にしていたこと、数人の子と砂場遊びをしていたことなど、担任の先生がうれしそうに報告してくれたのを覚えています。息子がというより、周りの子からアプローチしてくれたことがとても効果的だったのです。息子の周りにいたお友達に感謝しかありません。○○くんと遊んでみたい!と思うお友達が増え、だんだんとクラスのお友達と関わることが増えていきます。お散歩のペアも担任の先生だったのが、日替わりで違うお友達とペアになって手をつなぐようになっていきました。ある日担任の先生が、下のクラスで好きな女の子ができたようですと教えてもらいました。その子と遊びたくてその子のクラスに毎日通っていると!息子はどんどん他人に興味を持って接していくようになっていきました。

集団の中で刺激を受け、様々な体験を積み重ねていけば、周囲に心が動いていきます。自閉っ子は遊び方が独特だったり、独り遊びが大好きな傾向があります。健常児のお友達から年齢相応な遊びを見たりやってみたりすることで、友達への関心が芽生え、興味の幅も広がり、集団適応も徐々にできるようになっていきます。楽しいことはまたやりたい!という気持ちに誰でもなりますよね。あの子とまた遊びたい!とい気持ちが芽生えた息子は、次の日もまた次の日も関わろうとします。しつこいって思ってしまう子もいますが、一緒に遊んでくれる子もいました。保育園でのお友達と過ごした時間は、息子の成長の特効薬だったと本当に思います。我が家の自閉っ子に他人に興味を持つきっかけをくれたのは、大人ではなくて、子ども・友達だと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。きっかけは、その子その子で違います。生きていくうえで、他人に興味をもつことはとても大事です。興味を持つとまた違った課題が出てくるのですが、それは都度対応していくしかないと思っています。他人と関わることで、我が家の自閉っ子は表情が豊かになり、 コミュニケーション力や言語の成長に繋がったと思っています。今でも独り遊びは好きですが、弟と遊んだり、お友達と遊ぶことも大好きな息子です。

療育関連の記事はこちら:息子について – ★自閉っ子ママの子育てブログ★ (autismlife-blog.com)


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