スポンサーリンク

自分で物が探せない!我が家の自閉っ子流<ものを探す>トレーニング

スポンサーリンク
スポンサーリンク
家庭療育

こんにちは、自閉っ子を育てている母親です。

みなさんのお子さんは、探したいものを自分で探すことはできますか?

大人でもスマホやカギや眼鏡をなくして、ないないと騒いで実は目の前にあったとかありますよね。

我が家の自閉っ子は、自分で探すという行動をせず、「ない!ない!ない!ママ探してよ!」と人任せ、なくなったのも人のせい、という自己都合のかたまりでした。

今回は、ものが探せない我が家の自閉っ子流トレーニングについて書いていきます。

このトレーニングは5歳の頃から始めたものです。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ものを探す ステップ①

部屋のどこかに、ぬいぐるみやおもちゃを隠して、探させる

まずは簡単な場所から始めていきます。子どもが座っている椅子の下にさっと置いて、こどもに探させるとこから始めても構いません。スモールステップで徐々に探す範囲を広げていきます。

例えば、部屋のカーテンの中に、子どもが好きなおもちゃでもぬいぐるみでも構いませんので、こっそりと隠します(できれば、カーテンの中にあるとすぐに見てわかるようにするとよいです。カーテンが不自然に膨らんでいるとか、少し隠しているものが見えたりとか)。そして、大人が子供に「あれ?○○くんの好きな電車がない!!どこにいったかな?一緒に探そう!」と一緒に探そうと誘います。大人は「どこかな?ないと困るよね」など演技をして、カーテンとは違う場所を探すふりをします。子ども自身が見つけられたら、OKです。

→我が家の自閉っ子は初めてこのトレーニングをやった時は、いつも通り「ないないない」と騒ぎながら部屋をうろうろしているだけで、探す行動とはかけ離れていました。最初は誘導しながら、探す場所を指示していきます。「椅子の下は?」→「ない」 「机の上は?」 「クッションの下かも?」とどんどん本人に探させます。だんだんと慣れてくると、本人から探す行動っぽくなり始めます。どうしても子どもがカーテンまでたどりつけなかった場合は、「あれ?あそこなんかいつもと違うかも」などのヒントを与えて、本人に見つけさせます。見つけることができたら、「探し物 あったね!見つけることできたね!」とたくさん褒めてあげることが大事です。感が良いおこさんなら、簡単に探すことができてしまうかもしれませんね。我が家の自閉っ子はこの方法で、いろんな場所に隠しては探すを繰り返しやっていきました。

ものを探す ステップ②

おもちゃがたくさん入った箱の中に、ターゲットを隠し、本人に探させる

探すという行動が身についてきたので、次の段階に移りました。おもちゃがたくさん入った箱を用意します。その中に探してほしいターゲットを入れておきます。大人が絵カードでも言葉でも構いませんのてターゲットがここに入っているから、探してと指示を出します。子どもがターゲットを見つけることができればOKです。

→我が家には大量のトミカやプラレールが入ったおもちゃ箱があったので、その中に小さいボール(ターゲット)を入れて、子どもに探させることから始めました。最初は簡単に大きめのターゲットがよいと思います。慣れてきたら、だんだんと小さいものをターゲットにして、子どもに探させます。我が家の自閉っ子はせっかちなところがあるので、すぐに見つからないと「ない!ない!ない!」といいながら、おもちゃ箱をあさっていました。ひっくり返せばすぐに見つかると気づいたようで、見つけられるスピードが速くなっていきました。

ものを探す ステップ③

①棚や大きいテーブル、引き出しなどに、ターゲットとターゲットではないものを混ぜておいて、ターゲットを探させる  

②かばんの中から、ターゲットを探す

広い視野、狭い視野で探すことに慣れてきたら、実際と似たようなトレーニングをしていきます。例えば、ダイニングテーブルに、眼鏡、ティッシュ箱、ふきん、コップ、携帯電話をまとめて置いておきます。ダイニングテーブルから少し離れたところで、大人が「あれ?携帯がない、どこだろう?」「○○くんも探して!」と演技をします。「ママはこっち探すから、○○くんはテーブルの方を探して」とお願いをします。子どもが携帯電話を見つけることができれば、OKです。

→最初は「テーブルを探して」と場所の指示をしますが、徐々にそっち探してとかあいまいな指示でトレーニングしていきます。

次に、自分のかばんの中から、ターゲットを探すトレーニングをしました。かばんから、ハンカチだして、ふでばこ出して、スイカ定期だして、携帯電話だして、など、ランダムに質問をして、探して出す練習を繰り返しました。

我が家の自閉っ子はこのトレーニングにはかなり時間と労力を費やしました。目の前にあるのに、見つけられないことすらあるんです。自閉っ子の特性なので仕方がないのでしょうかね。すぐ見つけられる日、全然見つけられない日がありました。子どもがターゲットを探す行動はできているのでよしとしました。

日常生活の中で実践 ものをなくさない工夫も大事

子どもがものを探す行動が芽生えてきたら、あとは日常生活の中でどんどん実践していきます。お手伝いの感覚で指示を出してもよいと思います。

プリントをやるとき、「あ!えんぴつと消しゴムがないから、探してきて!」、工作をするときは、「あ!はさみとのりがない!探してきて」、おにぎりを作っているときに「あ、のりがないから!探してもってきて」など、本人に探して持ってきてもらうようにしました。

小学校高学年になった我が家の自閉っ子、現在も”ものを探す”には苦戦しています。ものを探す行動は以前よりはできるものの、ないないない!という気持ちの焦りで、周りが見えていないことが多いです。使ったものは決まった場所にしまうこと、整理整頓をすることを日頃からできていれば、回避できることばかりです。

自分で探してもなかったら、お母さんに聞いてねと伝えています。「いつ使ったのか?」「いつからないのか?」「どこで使っていたのか?」「どこにあると思う?」などを質問をして、一緒に探しています。特に、プラレールの電池交換で使うドライバーが行方不明になりがちです。だいたい、プラレールをいじっていた付近に転がっていることが多いのですが、視界の幅が狭いんでしょうかね?

また、ふとした瞬間にあれがない!と騒ぐことがあります。一度気になりだしたら見つかるまでずっと探し続ける息子です。家族で部屋中探したこともたくさんあります。探すことが苦手な息子、将来心配がつきません。

ものをなくさない工夫を教えていくことのが大事だと私は思います。

  • 自分が使ったものは決まった場所にしまうこと
  • それぞれに定位置を決めること
  • 見やすいように整理整頓をする。
  • 部屋の掃除をすること

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。ものをなくすことも多いですが、忘れ物をすることも多いですよね?ここで便利グッズを紹介します。こちらの商品です:コモライフ 準備OK こどもチェッカー ライム やることリスト 習慣 確認 片付け 持ち物 忘れ物 戸締り フリー項目多

チェックシートをキーホルダー化した商品です。〇×部分がスライド式で、とてもわかりやすいです。水筒を忘れがちなおこさんがいたら、ぜひ試してみてくだい。キーホルダーなどでランドセルにつけると良いと思います。

療育関連の記事はこちら:家庭療育 – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)


自閉症児育児ランキング
にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村
スポンサーリンク
スポンサーリンク
家庭療育
スポンサーリンク
チョコママをフォローする
自閉っ子ママの子育てブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました