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知的障害学級から自閉症学級に転校して 学習スタイルが変わった点

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息子について

こんにちは、今回は知的支援学級から自閉症学級に転校した際に、学習スタイルが変わった点について書いていきます。

我が家の自閉っ子が通っていた公立の知的支援学級(特別支援学級)では、板書なし、テストなし、宿題1枚と学習面に物足りなさを感じていました。こちらの地域は、普通級か知的支援学級の2択しか選べることができないため、親が強く普通級に行かせたいと願わない場合は、基本的にDQ75以下は知的支援学級へ行く子が多いです。DQ80以上でも普通級は心配だからと知的障害支援級に行く子も最近は増えています。息子の場合は、中度と軽度の間くらいの知的障害でも学習面に物足りなさを感じていました。

軽度だからといって、すぐに普通級と混ざって学習できるかというとそうではありませんでした。障害手帳が取れない知的障害がない子で、少し情緒的な不安があるお子さんがいました。体育も算数も国語もできる、指示も通る、会話もできるのにもったいないなと思って見ていました。支援学級にいたら、3年生から始める理科や社会の授業はありません。軽い子達のためにも、学習が怠らない学級がないなら普通学級で学ぶ環境にするべきだなと思います。学校側は人が足りないからという理由でその子はすぐには普通級に出れないと言われ、コロナ禍になり一層、普通学級が遠のいたと聞きました。

支援学級だと中学受験もできないと聞きます。中学受験に通知表を提出するのですが、通知表が普通級とスタイルが違う、教科も少ないから受験できないと知り合いから聞きました。支援学級の子は、中学も支援学級、高校は特別支援学校という流れが多いようです。こちらの地域の話で、違う地域もあると思います。高校にも特別支援学級ができたらよいなと思います。

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学習スタイルが変わった点

転校先では算数と国語は習熟度別に分かれていました。1番上のクラスは学年相当の学習ができ、普通級が習う内容に近い授業内容(抜粋)を学ぶことができます。

  • 板書 算数と国語と連絡帳ノート

算数と国語と連絡帳だけですが、自分のノートに板書するスタイルになりました。前小学校1年生の時は、配られたプリントを解く、連絡はプリント配布だったので、自分で黒板の文字をノートに書く習慣がありませんでした。実際はじまってみると、すんなり板書をすることができていると担任の先生からほめてもらいました。息子は、板書できたんだ!と息子ができることが増えた瞬間でした。毎日板書することで字も上手くなっていきました。

  • 毎日の音読

最初は音読が嫌いで、苦手意識がすごかったのですが、毎日繰り返すうちに、自分から音読しなくちゃ!とやる気が出ていきました。音読することで語彙が増えたり、滑舌がよくなったり、会話力が向上したと思います。

  • 日記

毎日日記を書くことになりました。最初は1行からで、私が誘導して書いていきました。現在も4行くらい書く場合はまだ私が誘導しないと書けないですが、以前より自分で日記が書けるようになってきています。

  • 計算テストと漢字テスト、まとめテスト

毎週計算テスト、漢字テストがあります。毎日の学習に計算プリントや漢字学習をするようになりました。テストの為に、勉強する習慣がつきました。もちろん、気が乗らない日もありますがそこはやる気になるように、母が誘導しながら頑張っています。

まとめテストは算数と国語の2教科のみですが、前期と後期に1回ずつあります。普通級の子と比べたらテスト数は少ないですが、ないよりはあったほうがよいと思っています。今までのノートやプリントなどを復習をして、まとめテストに挑むこのやり方って大事な経験の一つだと思うんです。この経験を息子にさせてあげられてよかったと思っています。

  • 漢検

学校内で漢検を受けることができるので、自閉っ子でもいつもの教室で落ち着いてできます。漢検をやるなんて、考えたことなかったのですが、自閉っ子は漢字が得意な子が多いです。息子はまだチャレンジしていませんが、次回チャレンジしてみる予定です!

残念ながら、理科と社会は<生活>という授業で補われています。理科も社会も学ぶ環境があればなおよかったなと思っています。普通学級に混じって学べる子は理科や社会も授業を受けることができますが、息子は普通学級の中で学ぶことは難しいです。

最初は息子には学習なんか必要ない!と決めつけていた時期がありました。学習より社会性!人間性!のが大事!とずっと思って家庭療育をしてきました。なので普通級には全くこだわらずに知的支援学級へ入学しました。でもふとある方から、学習が好きになってのめり込む子もいるし、やらせてあげないのは可愛そう!と言われました。確かにやってもいないのに、できない子だからやらなくてよい!と思って学習をやらせないのは、息子の将来に影響するかもしれないと思いました。やってみて出来ないなら諦めがつくけれど、やらせないのは息子に申し訳ないと思い、少しでも学習ができる環境をと転校した経緯があります。ご家庭によって、考えは様々です。あくまでも私個人の考えなので気を悪くされた方がいたら申し訳ございません。息子は期待以上に、学習に取り組んで頑張ってくれています。小学校高学年になり、日々教科書の内容は難しくなってきています。宿題やテスト勉強は私と一緒にやらないと厳しいですが、親子で頑張っています。これからも傍で応援していきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。息子にとって、学習は辛い部分もあるかもしれません。でも学習することは無駄にはならないと私は思います。学年相当の学習に触れ、経験させられてよかったなと思い、後悔はしていません。小学校で学んだことが、中学で活かされ、中学で学んだことが高校で活かされ、就労の時に最大限に活かせると信じたいです。経験は人生の財産、息子にはいろいろな経験をさせてあげたいです。

息子についての記事はこちら:

息子について
我が家の自閉っ子について、日常、課題、できること、苦手なことなど書いていきます。

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息子について
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