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自閉症の息子への家庭セラピー療育ステップ⑥

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家庭療育

こんにちは、今回も母親である私が息子にやっていた家庭セラピーをご紹介していきます。

疲れていても忙しくても、1分でも毎日必ずやるをモットーにやっていました。10分、15分、30分ずつ朝昼夜で分けてやってもよいのです。ちなみに、1日10分しかやらない日だってありました。気分が乗らない日は短くても良いと思います。また明日から頑張れば良いのです。

みなさんには、子育ての悩みを相談できる人やママ友・先輩ママは身近にいますか?

自分ひとりで抱え込むとどんどん気持ちが落ちていってしまいます。同じような子育ての悩みを持つママと出会えると、少し前向きな気持ちになるのではないでしょうか?私がそうでした。

療育機関に通うと、出会いの場も広がります。同じ悩みを抱えているお母さんと話すと、波長が合うというかほっとする自分がいました。息子が通っていた保育園には発達障害という子はおそらく息子しかいませんでした。子育ての悩みはみなさんありますが、息子のとはかけ離れている悩みで、ちょっと疎外感を感じていたのかもしれません。自閉っ子を持つママ友と話す時間が心地よくて、私自身も療育に通うのが好きでした。

もし自閉っ子の息子を生まなかったら、素晴らしい先生方、熱心な先輩ママ、子どもの悩みを遠慮なしで相談できる自閉っ子ママ友には出会えなかったでしょう。ママ友のみなさんにはいつも支えてもらっていて感謝しかありません。友達は大事にしていきたいですよね★

では、前回の家庭セラピーよりステップアップした内容を紹介していきます。 療育関連の記事はこちら:家庭療育 – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)

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模倣

くま歩き、ぶらさがり

くま歩きは高這い、ハイハイの後ろ足を延ばしたバージョンです。大人が先に見本を見せて、子どもに真似をしてもらいます。ぶらさがりは、公園の鉄棒をつかって見本をみせて、こどもに真似をしてもらいます。

顔の動き 口角をあげる 口角をさげる

顔の動きのときは特に、子どもに注意をひいてから実施します。「こうして!」と大げさに口角を下げて悲しいような表情をして見本を見せます。子どもも近い動きができたらOKです。

速い 遅い

形容詞で”速い”と”遅い”を教えていく前に、実際に”速い”と”遅い”の違いを目で見せて覚えさせるところからスタートさせました。大好きな電車やトミカのおもちゃを使い、まずは”速い”を見せていきます。机の上を思いっきり早く電車を走らせて「ビューン!!速いね!!」、子どもにも「”速い”やってみて」と指示をして真似をさせます。”遅い”も同様に、まずは大人が手本になって電車のおもちゃをのろのろと遅く走らせて「のろのろ、遅いね、とまっっちゃいそうだね」と見せます。そして、子どもにも真似をさせていきます。幼児が乗れる車のおもちゃに子どもを乗せて、速い遅いの体験させてもよいと思います。

これは息子も楽しそうに真似をしてくれて、すぐに理解してくれました。

形容詞を覚えるために使っていた反対こどばカード:

声の大きさ(大きい、普通、小さい)

声の大きさを教えていきます。例えば、「おはよう」など子どもが言いやすい言葉から初めていきます。極端に大中小をつけて見本を見せます。とっても大きい声で「おはよう!!!」、普通の声で「おはよう!」、ささやくような小さい声で「おはよう」と大人が見本を見せて、子どもに真似をしてもらいます。

受容言語

機能・特徴を聞いて選ぶ

  • 機能(~するもの)

机に問題に出す絵カードを並べた状態で、「歯磨きするものはどれ?」、「雨の時に使うものはどれ?」、「飲み物を飲む時につかうものはどれ?」など物の機能を言い、子どもが該当するものを選べたらOKです。

  • 鳴き声や特徴

机に問題に出す絵カードを並べた状態で、 「黄色いくだものはどれ?」「緑の野菜はどれ?」「わんわんと鳴く動物はどれ?」などの特徴を言い、子どもが該当するものを選べたらOKです。

おすすめの絵カード こぐま会 ことば絵カード:ことば絵カード100 (カード教材)

おつかい(○○持ってきて)

日常生活の場面で実施していきます。例えば、机にお醤油やソースなどおこぼしてしまったとき、子どもに「ティッシュ持ってきてー」、お風呂に入る前に「タオル持ってきてー」とか、テレビを見ようとしたときに「リモコン持ってきてー」とか、大人が指示を出し、子どもが指示したものを持ってこれたらOKです。

指差しで反応

知っている名詞の絵を1枚の紙に並べてます(クリアファイルにはさんでもよいです)「リンゴを指さして」など指示をして、正しく1つだけ指差しができればOKです。最初に違うものを指さしてから、正解したものはNGとします。もう一度チャレンジして、正しい絵カードを指さしできるまでやらせていきます。

動詞(はみがきをする、着替える、手を洗う、椅子に座る)

おすすめのこどばのテーブルさんの名詞・動詞150絵カードを使って、動詞をどんどん覚えさせていきます。例えば、「はみがきをする」と「着替える」カードを机の上に置いて、「はみがきしているのどれ?」と質問をして選べたらOKです。言葉だけではむずかしいようであれば、はみがきをしているジェスチャーを入れて質問をするのもおすすめです。言葉だけで選べるようになるまで繰り返しトレーニングをしていきます。

タクト:命名

色カードを見せて、「これは何色?」と質問をします。子どもが「赤!」など色の名称を正しく言う練習をしてきます。初めは受容言語から初めて、だんだんと子どもが回答できるようにトレーニングしていきます。

マンド:要求言語

拒否のマンド「やめて」

大人が遊びの場面でちょっと邪魔をして「やめて」と拒否のマンドの練習をさせていきます。息子は嫌な時「うゎ!」みたいな言葉を言っていたので、「やめて」と言わせるために練習し始めました。子どもが嫌って思うことをやって、「やめて」とすぐにプロンプトし、子どもが言えたら大人が「ごめんね」と言います。暫らくしたら、またやってみて、徐々に子ども自身から「やめて」と言えるようにトレーニングしていきます。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。家庭セラピーが慣れてくると、子育ての一部のように思えてきます。やればやるだけ、子どもはどんどん吸収して成長していきます。早期療育が大事なのは、脳の成長が一番活発な幼児期にたくさん教えこむことで、ぐーんと伸びるからなんだそうです。小学校2年生まではひとまず、伸びる率が高いと聞いたことがあります。5歳からでも6歳からでも遅くないです、今からできることを頑張っていきましょう!

療育関連の記事はこちら:家庭療育 – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)


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