今回は我が家の自閉っ子の「クレーン現象」「逆さバイバイ」「オウム返し」について紹介していきます。
クレーン現象
息子は3歳過ぎても発語がなかなか出なかったので、2歳くらいから要求のときは,私の手を引く“クレーン現象”をしていました。
“クレーン現象”という言葉も後から知ったのですが、最初その行動をやりはじめたとき、あ!これが欲しいのか!こうしてほしいのね!など子どものやりたいこと、ほしいことを私に伝えてくれたので、一歩前進した気持ちになりました。
例えば、飲み物が欲しい時、冷蔵庫に私を引っ張って連れて行き、ドアをあけようと私の手を誘導します。私が「飲み物が欲しいからちょうだいだね」と言葉で伝えていました。
お菓子の袋を開けて欲しいときも、ペットボトルの蓋を開けてほしい時も、自分で出来ないものは、私の手をとりやらせようとしました。
保育園の先生にもしていたようです。”クレーン現象”は、言葉で要求できるようになったり、自分で出来ることが増えるにつれて、徐々になくなっていきました。
逆さバイバイ
次に“逆さバイバイ” についてお話します。
2歳くらいからやっとバイバイを覚えて、最初は普通のバイバイをしていたのに、ある日から突然、“逆さバイバイ”に変わりました。
保育園のお友達から、息子のバイバイはいつも反対で面白いよねって言われていました。しかも、バイバイしてる自分の手をじーっと見ている時すら、ありました。自閉っ子あるあるですよね!
「先生にバイバイだよー」っと言っても、息子は自分に向けて”バイバイ”をしている感じでした。
診断前でしたが私的に、”逆さバイバイ”が始まった時点で、息子は、“自閉っ子”だわ!って確信していました。。
“逆さバイバイ“から普通のバイバイに直すのに、かなり時間かかりました。逆さバイバイのたびに、手を正しい向きにして、バイバイをさせる 単純な方法でしたが徐々に直っていきました。
オウム返し
次に”オウム返し”についてお話します。
4歳頃から徐々に発語が出てきた息子。”オウム返し”がだんだん出始めました。
例えば、レストランで何を食べようか選ぶ時のシーンでは
私 何食べる? → 息子 何たべる?
私 これにする? → 息子 これにする?
言葉が出てきても、全く会話になりません( ; ; )
”オウム返し”時代は数年続くのですが、小学校高学年になった今でもたまにあります。。。
発語がなかった時に比べたら、言葉が出てきたことはとてもうれしいことでした。一生「まま」と呼ばれないかもしれないって思ったことさえありましたから。何事もポジションに考えるようにしていきました。言葉で食べたいメニューが言えないなら、どれにするか指で選べるようになればよいと思い、家庭セラピーでお菓子を2個用意してどちらを食べたい?の2択で選ぶ練習を始めていきます。指差しが苦手な息子、ひと指し指で選んでほしいのに、パーで欲しいほうを叩きつけるのです。人差し指で選ぶ練習と並行して練習をしていきました。
オウム返しをなくしていくために、決まった言葉のやり取りについても練習もしていきます。
- 「ありがとう」→「どういたしまして」
- 「ごめんね」→「いいよ」
- 「これかして(ちょうだい)」→「どうぞ」
- 「どうぞ」→「ありがとう」
上記のような簡単なやりとりを覚えさせていきました。療育や家庭セラピーや日常生活での実践などをするうちに、徐々にオウム返しも減っていきました。
その他の息子についての記事はこちら:息子について – 自閉っ子ママの子育てブログ (autismlife-blog.com)
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