ABAに出会い、我が家は前向きなスタートを切ることができました！家庭療育のご紹介

今回は、我が家の自閉っ子の成長を導いてくれたABAとの出会いについて書いていきます。

息子が3歳10ヶ月から、ABA家庭療育を始めました。自閉症スペクトラムと診断を受けた担当医にABAが効果があると紹介されたことがきっかけでした。ABA療育をプロに頼むとお金がかかるが、家庭でやれば比較的リーズナブルでABAを受けることができる教育機関があるんだと教えてくれました。パンフレットを渡しながら、人気があるからすぐに通えるかわからないけど、もし興味があれば、近々説明会があるから行ってみたらどうかと言われました。藁にもすがる気持ちで先生の話に耳を傾けていました。

ABA （応用行動分析）とは
早期療育がとても大事であること、家庭でABAをやることはメリットがたくさんある
我が家の自閉っ子にしていた家庭療育の例

ABA （応用行動分析）とは

ABA（応用行動分析）は、自閉症に効果があるとされる療育方法のひとつだと担当医が教えてくれました。問題行動を減らし、好ましい行動を増やすことを教えるというもので、簡単に言ってしまえば、できたことを褒めて伸ばすスタイルだなと思いました。

出来なかった（失敗した）ときはスルー（無視）して、出来る（成功する）まで続けて、出来たら数秒以内にたくさん褒めて褒めまくり、強化していきます。出来なかった時は怒ったり叱ったりせず、スルー（無視）することが大事です。子どもがその課題を嫌がってしまったり、逃げる要素を与えては療育になりません。成功した時に大好きなママがすごくほめてくれたら、子どもはうれしい気持ちになりますよね☺️

褒め方はなんでもよいんです。ハグでも、抱っこでも、拍手でも、こちょこちょでも、子どもがうれしいと思うやり方でほめる＝強化になります。お菓子、おもちゃ、YouTube、ゲームでも構いません。出来たらご褒美にこれで遊ぼう！と見せて、子どものやる気を誘うんです。難易度が高い場合はスモールステップで実践していく感じです。

早期療育がとても大事であること、家庭でABAをやることはメリットがたくさんある

説明会で代表の方から、ABAをやって伸びたお子さんの実績データの話（始めた時のDQ値と1年後のDQ値が右肩上がり）や、小学2年生くらいまでより効果があるため1日でも早く早期療育が大切であること、家庭内で療育できることはたくさんあるというお話を聞きました。

親子で一緒に頑張れるし、私自身が子どもと長い時間一緒にいるわけなので、家庭で取り組めるのはありがたいと思いました。こうして、ABA療育がスタートすることになりました。

３歳10ヶ月の息子は、まだ発語がほとんどない状態からのスタートでした。

椅子に座って机の上で学習に取り組む姿勢を身に付ける、言葉からの指示理解、名詞や動詞をどんどん理解させること、おいうえおの発音の練習を目標に、マッチングや模倣をメインに取り組んでいきました。

ABAの先生方は、とにかく明るくてポジティブ！プログラムに絶対的な自信があるんだろうなと思いました。ど素人の私ができるか不安だったのですが、行くたびに前向きな気持ちにさせてくれました。素人でもできるように、子への実践を間近で見せてくれて、親が家庭でできるように丁寧に指導をしてくれました。私自身、こちらの先生方に出会えて、とにかくできることから始めて頑張ろう！という気持ちになりました。

当時の私は息子の就学まであと2年間、どこまで息子を伸ばせるかわかりませんでしたが、未来は明るい気がして来ました。

まずは、息子とおしゃべりがしたい！共感しあいたい！が目標でした。

ABAを家庭でやるにあたり、とても参考になった本をご紹介します。この1冊と巡り合えて、ABAの考え方ややり方がよく理解できました。有名な平岩先生の発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけという本です。